WorkStation製品(これぞハイエンド機)を各社から探索(5選)

hp_z820
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PCカテゴリのうち、本当のハイエンド・ハイスペック機のカテゴリは何かご存知でしょうか?

それは、「WorkStation」(ワークステーション)というカテゴリです。

これまでのPC史で、WorkStationのカテゴリには、その時の 本当のハイエンド・ハイスペック機が集結してきました。

みなさん、WorkStationを使ったことがあるでしょうか?

信じられないくらい処理が速くて、複数の並列処理(マルチタスク)をさせても、平然と処理をこなし非常に安定してます。

画像処理も余裕で、画像がカクカクしたり 処理できずにシャットダウンしてしまうことはほとんどないです。

最近のWorkStationの処理能力は、3D-CADの大規模アセンブリをワイヤーフレーム+隠線表示状態で、モデルをぐるり回転させても余裕です。

CPUはマルチコアで、ビット1つ1つのエラーや間違いを検証・補正しながら処理していくシステム(intel Xeon Processor)が基本になっていて、出力結果の信頼度が高いです。

グラフィックボードも標準が普通(デフォルト)装備です。

装置内部の基板に使われている素子類、特にCPU周囲の回路に使われている素子は別物です。一般向けPCで採用されているものよりもグレードと信頼度の高いものが使われています。

前置きはこれぐらいにして、各社どんな製品をリリースしているか見てみましょう!

凄いぞ~。

mouse MousePro-W997DA6

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製品ページへ行くには、下のボタンをクリックしてください。

・CPU:Intel® Xeon® Silver 4216 プロセッサー ×2
  (16コア / 32スレッド / 2.10GHz / 最大3.20GHz / 22MBキャッシュ) ×2

・GPU:NVIDIA RTX™ A6000 (GDDR6 48GB)

・OS:Windows 10 Pro for Workstations 64ビット (DSP)
  (Windows 11 へのアップグレードは2022 年に提供される予定)

・参考価格:約137万円(2022/4/9時点)


mouseのWorkStation最上位モデルです。

メーカは「AI処理やレイトレーシングなど最上級向けワークステーション」としています。

CPUはXeonプロセッサーを2基搭載でき、3DのCG、3D-CAD、VRの編集、4Kノンリニア編集などの処理に最適です。

GPUのRTX™ A6000は、RTX™3080や RTX™3090よりも上位に位置するGPUで、超ハイエンドです。

価格が100万越えで、個人ではちょっと手が出ないですね。

価格がやや安い、CPUがintel i9-10900Xのモデル:DAIV X10-A6[win11]もあります。
(Thunderbolt 3 Type-C×2 搭載なので、将来的にはDAIV X10-A6のほうが良いと思います。)

DAIV X10-A6はこちらからどうぞ

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Fujitsu CELSIUS R970 タワーモデル

・CPU: ハイエンド構成
    デュアル インテル Xeon Gold 6240R Processor ×2
     (24コア / 48スレッド / 2.4Hz / 最大4.0GHz) ×2

    選択可能CPU:4種類のみ
      (Bronze 3204 ×2 ,Silver 4210R ×2 ,Gold 5222 ×2 ,Gold 6240R ×2)

・GPU:ハイエンド構成
    NVIDIA Quadro RTX6000

    選択可能GPU:4種類のみ
      (Quadro RTX™ 6000、5000、4000、Quadro® P400)

・OS:Windows 11 Pro for Workstations 64ビット

・参考価格:CPUハイエンドとGPUハイエンド構成(メモリとストレージ加算せず)で、約300万円以上(2022/4/22時点)


fujitsuのWorkStation最上位モデルです。

メーカは「ハイエンドの過酷な要求に応えるパワフルなデュアルCPUと高信頼チップセットを搭載」としています。

装置の内部構造は、公開されていないのですが、組み立て式のデスクトップパソコンと似たものと思います。(たぶん、臓物が狭い空間にぎっしり詰まっていると思います)

CPUはXeonプロセッサーを2基搭載でき、選択肢4つで少ないですが、用途に合わせてCPUを選べます。

GPUも4種類ですね。

CPUやGPUの選択肢を少なくしている理由は、メーカー側の技術評価と品質評価リソースの理由と、自信をもってユーザーへ提供できる製品にしたかった..ということが考えられます。

カタログに対応CPUやGPUを記載するということは、「動作を保証します」ということになりますから、むやみやたらと世の中にあるデバイスを記載することはしないためです。

と考えると、安定度・信頼度の高い装置と期待できると思います。

私も過去(10年前ぐらい)にCELSIUSを使っていたことがあります。コケる(フリーズ)ことは殆ど起こらず安定してましたよ。




Dell Precision T7920

メーカページへは
↑の画像をクリックか
↓のリンクからどうぞ

・CPU: ハイエンド構成
    デュアル インテル Xeon Platinum 8280L Processor ×2
     (28コア / 56スレッド / 2.7GHz / 最大4.0GHz) ×2

・GPU:ハイエンド構成
    Triple NVIDIA® Quadro® GV100 (3枚1セット?)

・OS:Windows 11 Pro for Workstations 64ビット

・参考価格:CPUハイエンドとGPUハイエンド構成(メモリとストレージ加算せず)で、約1300万円以上(2022/4/22時点)


dellのWorkStation最上位モデルです。

メーカは「多用途対応の設計と最高レベルのストレージ拡張性を備え」ているとしています。

内部構造は、拡張性を重視しつつもユニット化された筐体構造になっていて、中をバラす人にとって凄く扱いやすいです。
ユニット化すると排熱・冷却の通り道を塞ぐことが多いので、その分、筐体が大きくなるのは仕方ないですね。

メーカページに装置内部の爆発図がありますので見てください。私のhp製workstationも似たような感じです。

CPUはXeonプロセッサーを2基搭載でき、用途に合わせてCPUを選べます。
Xeon Platinum,Gold,Bronzeなど、現在最高峰の超高速・超高性能プロセッサ(何百万円もしますが..。)を搭載できます。

GPUも現在の超ハイエンド品を選択できます。NVIDIA® Quadro® GV100を3枚挿しできるようです。dellが搭載可能を保証している..と言った感じでしょう。

HDDやSSDのベイが10あるみたいで、Raid構成も可能です。

価格は..法人向けですね。

高負荷時でもシステムが静かになるよう静音設計されているとのことです。
(冷却・排熱音はハイエンド機の宿命です。私も個人でworkstationを持ってますが、石油ファンヒーターの温風がPCにあたって雰囲気温度が上がっただけなのに、内部の10個のファンが もの凄い勢いと音で回り始めます。状況に合わせて排熱するシステムを採用しているようで、メーカは排熱を気にしていることがわかります。)

15年前ぐらいにDELL製のワークステーションを使っていたことがあるのですが、GPUとの相性が悪かったのか、ソフトウエアが悪かったのか、コケる(フリーズする)ことが多かったです。でも、もう時代が変わっていますので、全く心配ないと思います。

Dell オンラインストア (サーバ等 特別限定クーポンあり)(終了しました)

下のページに記載してます。驚きの割引率ですよ。
  遷移先のページは兄弟サイトですので、驚かないでくださいね。
  遷移先のページに記載しているリンクから、dellのシークレットページに行けます。

詳細はこちら

https://pensar-biz.com/pc-limited-sale-info/


 

Lenovo ThinkStation P920

画像をクリックしても拡大画像にならないです。(修正検討中です)
製品ページへ行くには、下のボタンをクリックしてください。

・CPU: ハイエンド構成
    デュアル インテル Xeon Gold 6230 Processor ×2
     (20コア / 40スレッド / 2.1GHz / 最大3.9GHz) ×2

    選択可能CPU:9種類 (少し前まで Xeon Platinumがあったんですが..。)
      (Silver 4208 ×2 ,Silver 4210R ×2 ,Silver 4210 ×2 ,Silver 4214 ×2 ,
      Gold 5222 ×2 ,Gold 5218 ×2 ,Gold 6226 ×2 ,Gold 6230 ×2)

・GPU:ハイエンド構成
    Triple NVIDIA® Quadro® GV100 ×2

    選択可能GPU:24種類
      (Quadro GV100,RTX™ 8000,A6000,A5000,A4500、他)

・OS:Windows 11 Pro for Workstations 64ビット

・参考価格:CPUハイエンドとGPUハイエンド構成(メモリとストレージ加算せず)で、約420万円以上(2022/4/22時点)


LenovoのWorkStation最上位モデルです。

メーカは「デュアルプロセッサー搭載 ウルトラハイエンド ワークステーション」としています。

内部構造は、ストレージ固定用の1トレイに最大で2基のストレージを搭載できるそうです。筐体構造はユニット化されていて、中をバラしやすそうです。

メーカページに装置内部の爆発図がありますので見てください。各社、似たような感じですね。

CPUはXeonプロセッサーを2基搭載でき、用途に合わせてCPUを選べます。
Xeon Platinum,Gold,Bronzeなど、現在最高峰の超高速・超高性能プロセッサ(何百万円もしますが..。)を搭載できます。少し前まで Xeon Platinumの設定があったのですが、なくなっています。

GPUも現在の超ハイエンド品を選択できます。NVIDIA® Quadro® GV100を2枚挿し1セットで使えるできるようです。他にも合計24種類も搭載可能です。技術評価・保証が大変だったと思います。

HDDやSSDのベイのほか、オンボードM.2スロット、PCIe スロット x8 あります。

価格は..いうまでもなく法人向けですね。

効率的な冷却機構を採用しているようで、ファンを少なくしてメンテナンス性向上させ静音性も向上しているそうです。

装置の前と後ろは穴だらけで、形状のデザインが無いパネルになってます。冷却と騒音と放射ノイズの両立は設計的にとても難しいのですが、バランスできているということなんですね..。技術力高いかも。


 

HP Z8 G4 Workstation

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画像をクリックするとメーカページ(https://www.hp.com/jp-ja/home.html)へ
遷移してしまいます。
HP Z8 G4の製品ページへ行くには、下のボタンをクリックしてください。

・CPU: ハイエンド構成
    デュアル インテル Xeon Gold 6240R Processor ×2
     (24コア / 48スレッド / 2.4GHz / 最大4.0GHz)×2

    選択可能CPU:9種類
      (Bronze 3204 ×2 ,Silver 4108 ×2 ,Silver 4208 ×2 ,
      Gold 5222 ×2 ,Gold 6226R ×2 ,Gold 6128 ×2 ,
      Gold 6234 ×2 ,Gold 6240R ×2 ,Gold 6242R ×2)

・GPU:ハイエンド構成
    Triple NVIDIA® RTX A6000 48GB

    選択可能GPU:8種類
      (Quadro RTX™ A6000,A5000,A4500、他)

・OS:Windows 11 Pro for Workstations 64ビット

・参考価格:CPUハイエンドとGPUハイエンド構成(メモリとストレージ加算せず)で、約330万円以上(2022/4/22時点)


HPのWorkStation最上位モデルです。

メーカは「最高の拡張性と究極のパフォーマンスを持ったウルトラハイエンドモデル」としています。

開発現場のいろいろな挑戦的な取り組みを支援してくれそうです。

内部構造は、先々代から継承し、さらに磨きがかかった筐体構造になってます。
メーカページに装置内部の爆発図がありますので見てください。HPさんが元祖と思います。

CPUはXeonプロセッサーを2基搭載でき、用途に合わせてCPUを選べます。
Gold,Bronzeなど、現在最高峰の超高速・超高性能プロセッサ(何百万円もしますが..。)を搭載できます。(Xeon Platinumの設定はないです。)

GPUも現在の超ハイエンド品を選択できます。合計8種類も搭載可能です。2nd グラフィックボードも搭載できます。

HPのWorkstationには、HP Z Turboドライブ G2(内蔵M.2スロット接続)という、M.2 SSDを増設ストレージとしてPCIeスロットに挿す拡張ボードがあります。このHP Z Turboドライブ G2にOSを入れて起動もできます。爆速ですよ..。(私のHP Z820でもできてます。)

価格は..いうまでもなく法人向けですね。

内部構造とユニット配置を検証して、処理能力と電源効率と冷却効率をバランスさせた最適設計で、全体のパフォーマンス向上を実現しているようです。

Zシリーズハイエンドの第3世代目…どれくらい凄いか使ってみたいです。


 

まとめ と WorkStationを選ぶ方法

WorkStationのハイエンド機種を見てきました。

 どのメーカ様も性能に妥協なし..といった感じですね。

 装置内部の構造も、デバイスの構成も、各社同じような傾向になってます。

WorkStationを選ぶ時の、おすすめの方法は、
 使いたいソフトを余裕で動作できるハード(装置)を選ぶことです。

 ソフトウエアが推奨するハードで、推奨の上位を選択するのがベストです。

 私の場合、使うソフトウエアがPTCの三次元CADだったり、ANSYSの流体解析だったりしたので、それに合わせてWorkStation(CPU+GPU)を選んでもらいました。

今までWorkStationを使ってきた経験からすると、HP製が安定していると思っています(個人の感想です)

もし、WorkStationの購入を検討中でしたら、ご自分の使用環境や使用用途をよく考えて、納得してから 購入することをオススメします。高価ですからね..。

 
 

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