MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、MSIのノートPCラインナップの中で、文字通り「Titan(巨人)」の名を冠する、最高峰に位置するモデルです。
モンスターマシンとかウルトラハイエンドと形容する人もいます。
本当に、最高峰なのでしょうか? 死角はないのでしょうか?
ゲーミング用途以外の、どんな用途・どんなユーザーの使用にも合っているか レビューしていきます。
結論から言うと、このPCは、4K動画編集、3Dゲーミング、3D-CAD、解析、レンダリング、一般的なドキュメントの作成、Web閲覧のすべての分野で十分すぎるスペックがあります。多くのアプリケーションを同時に起動しても、サクサクというかパッという感じと思います。
ただ、とても惜しいのが、ディスプレイのリフレッシュレートが120Hzであることです。3Dゲーミングで速い動きを要求するのであれば、リフレッシュレートが240Hzの別モデルを選んだほうが良いです。(記事の下の方で240Hzの候補モデルを記載しています。)
★最新PCの状況や、他社モデルのハイエンド機も気になると思います。
以下にページを作っていますので、必要があればご覧ください。
★Intel Core i9-13900シリーズを搭載した他社PCに、どんなハイエンドノートPCがあるか?は、こちらのページへどうぞ。
★最新のウルトラハイエンド(core i9 14世代)ノートPCは、こちらのページへどうぞ。
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP の製品成り立ちと仕様 レビュー
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP が選ばれる理由 レビュー
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP は どんな用途に向いているか?レビュー
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP は どんなユーザーに選ばれているか?レビュー
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの 具体的なユーザーの意見
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの、気を付けること・気になる点・ネガティブ意見 レビュー
- Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JP と vector-17-HX-A14VIG-6103JP と Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、どこが違うか?レビュー
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの 性能を定量的にみると… レビュー
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP と vector-17-HX-A14VIG-6103JP と Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JP の 販売ショップリンク
- 選ぶとしたら、どれにする?
- MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは ハイスペック・ハイエンド ノートPCなのか?レビューまとめ
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP の製品成り立ちと仕様 レビュー
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP の MSIノートパソコンのラインナップ中の位置づけ
MSIの主なゲーミングノートPCシリーズは、性能が高い順に以下のようになっています。
- Titanシリーズ: 最高の性能、最新技術、最高級の素材を使用。価格も最高クラス。
- Raider GEシリーズ: ハイエンドゲーミング向け、Titanに次ぐ性能を持つ。
- Vector GP/Thin GFシリーズ: バランスの取れた性能と価格、幅広いゲーマー向け。
- Katana GF/Sword GFシリーズ: エントリーレベルのゲーミング向け、コストパフォーマンス重視。
Titan-18-HX-A14VIG-4003JPと他のシリーズの主な違いは以下のとおりです。
- CPU: Titanは最新世代のIntel Core i9-14900HXを搭載。Raider GEも同等のCPUを搭載することが多いですが、他のシリーズでは下位のCPUが搭載されることが多いです。
- GPU: Titanは現行最高峰のGeForce RTX 4090 Laptop GPUを搭載。Raider GEもRTX 4080/4090を搭載することがありますが、他のシリーズではRTX 4070以下が一般的です。
- メモリ: Titanは標準で128GB、最大192GBまで増設可能。他のシリーズでは16GB〜64GBが一般的です。
- ストレージ: Titanは高速なSSDをRAID 0構成で搭載し、非常に高速なデータアクセスを実現。他のシリーズでは単体のSSDやHDD+SSDの構成が多いです。
- ディスプレイ: Titanは4K+ Mini LEDディスプレイを採用し、高解像度、高画質、高リフレッシュレートを実現。他のシリーズではFHDやQHDのディスプレイが一般的です。
- 冷却システム: Titanは強力な冷却システム「Vapor Chamber Cooler」を搭載し、高負荷時でも安定した動作を維持。他のシリーズでも冷却システムは搭載されていますが、Titanほどの性能ではないようです。
- キーボード: TitanはCherry MX ULPメカニカルキーボードを採用し、快適なタイピングと正確な入力を実現。他のシリーズでは一般的なメンブレンキーボードやSteelSeries製のキーボードが採用されています。
Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、CPU、GPU、メモリ、ストレージ、ディスプレイ、冷却システム、キーボードなど、あらゆる面で他のシリーズを圧倒する性能を持っています。まさに「全部入り」と言える構成です。
例えるなら、Titanは「スポーツカー」、Raider GEは「高級セダン」、Vector GP/Thin GFは「ファミリーカー」、Katana GF/Sword GFは「軽自動車」といったところです。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP の発売日
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの発売日は2024年2月15日(木) です。
2025年1月時点で10か月ぐらい経過しています。まだまだ新品販売され続けると思います。
ときどき、メーカー販売ショップなどでキャンペーンの時に大幅値引きがあります。
商品リンクの項を用意していますので、そこからチェックしてみるのもいいかもしれません。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP の仕様と 特徴レビュー
- 特徴:
CPU: インテル® Core™ i9 プロセッサー 14900HX
GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 4090 Laptop GPU
メモリ: 128GB(32GB ×4)DDR5(192GBまで可)
SSD: 4TB(2TB ×2、RAID 0、M.2 NVMe)
ディスプレイ: 18インチ、4K+(3,840×2,400)、ノングレア、120Hz Mini LED
OS: Windows 11 Pro
インターフェース:USB Type-C x2(Thunderbolt4[給電や充電に対応は x1])、USB Type-A x3、HDMI x1、オーディオコンボ x1
サイズ:約 404×307×32mm
横幅は、A3サイズより少し小さいです。(マイナス約16mm)
奥行きは、A3サイズより少し大きいです。(プラス約10mm) - 重さ:約3.6kg
- セキュリティ: 顔認証カメラあり
性能の目安は、「MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの 性能を定量的にみると…」の項で 確認できます。
- 圧倒的なパフォーマンス
最新世代のCPUとGPU: 第14世代Intel Core i9-14900HXプロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPUという、現行ノートPC向け最高峰のパーツを搭載しています。ノートPCとしては最高クラスの処理能力とグラフィックス性能を実現しています。これにより、あらゆる処理が高速に実行され、ストレスを感じることはほとんどありません。4Kゲーミング、VRコンテンツ開発、ゲーム制作など、従来のデスクトップPCでしか困難だった作業も快適に行えます。
大容量メモリ: 標準で128GBのDDR5メモリを搭載し、最大192GBまで増設可能です。これにより、メモリ消費の多いゲームやクリエイティブ用途でも余裕を持って使用できます。例えば動画編集や3Dレンダリング、大規模なデータ分析なども快適に行えます。
高速ストレージ: 2TB×2のSSDをRAID 0構成(合計4TB)で搭載し、OSの起動やアプリケーションの起動、データの読み書きなどが非常に高速です。PCI Express Gen5に対応している点も高速性に貢献しています。
- 優れたディスプレイ
高精細な4K+ Mini LEDディスプレイ: 3840×2400の高解像度とMini LEDバックライトにより、非常に鮮やかで美しい映像を表示します。このディスプレイは、高精細で美しい映像を表示し、ゲームやコンテンツ制作の没入感を高めます。クリエイティブ用途にも最適です。
120Hzのリフレッシュレート: 高速なリフレッシュレートにより、ゲームプレイ時の映像が滑らかになり、より快適なゲーム体験を提供します。
広色域: DCI-P3相当の広色域に対応しており、正確な色表現が求められる作業にも適しています。
- 快適な操作性
メカニカルキーボード: Cherry MX ULPメカニカルキーボードを採用し、快適なタイピングと正確な入力を実現します。
Per-Key RGBバックライト: キーごとに個別にRGBバックライトを設定可能で、自分好みのカスタマイズが可能です。
- その他の特長
強力な冷却システム: 高性能放熱板と大型冷却ファンを組み合わせた強力な冷却システム「Vapor Chamber Cooler」を搭載し、高負荷時でも安定した動作を維持します。
充実したインターフェース: Thunderbolt 4、USB Type-A、HDMIなど、豊富なインターフェースを備え、周辺機器との接続も容易です。
Wi-Fi 7対応: 最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 7に対応し、高速な無線通信が可能です。
むちゃくちゃスゴイ仕様で、驚きです。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP の メモリは増設できるか?
- メモリ増設できます。
標準で128GB(32GB×4)のDDR5メモリを搭載していますが、最大192GB(48GB×4)まで増設可能です。
MSI公式ウェブサイト: 「最大192GBまでDDR5メモリ搭載可能」と明記されています。
個人でメモリ・SSDの交換・増設はMSIの製品保証対象外のようです。
製品保証を維持してメモリ・SSDの交換をしたい場合、「MSI公認サポート店」に相談するように とのことです。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP が選ばれる理由 レビュー
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP は どんな用途に向いているか?レビュー
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、その圧倒的な性能から、以下のような用途で最高のパフォーマンスを発揮します。
1. ハイエンドゲーミング
- 4Kゲーミング: GeForce RTX 4090 Laptop GPUと4K+ Mini LEDディスプレイの組み合わせにより、最高画質設定でも快適にゲームをプレイできます。高速なCPUと大容量メモリの組み合わせにより、これまで以上に美しい映像と滑らかな動きでゲームを楽しめます。レイトレーシングなどの高度なグラフィック技術も最大限に活用できます。
- 高リフレッシュレートゲーミング: 高リフレッシュレート対応のディスプレイと強力なGPUにより、滑らかで遅延の少ないゲーム体験を実現します。
- VRゲーミング: 高い処理能力とグラフィックス性能は、VRゲームにおいても最高のパフォーマンスを発揮します。よりリアルで臨場感あふれるVR体験を可能にします。
- eスポーツなどの競技シーン: 高リフレッシュレートのディスプレイと低遅延の入力により、シビアなタイミングが要求されるゲームでも有利に戦えます。
2. クリエイティブワーク
- 高解像度動画編集: 4K以上の高解像度動画編集もスムーズに行えます。大容量メモリと高速ストレージにより、タイムラインのプレビューやレンダリングも高速です。
- 3Dモデリング・レンダリング: 強力なCPUとGPUは、複雑な3Dモデルの作成やレンダリングも快適に行えます。建築、プロダクトデザイン、CG制作など、様々な分野で活用できます。
- VRコンテンツ開発: 高い処理能力とグラフィックス性能により、快適にVRコンテンツを開発できます。
- 写真編集: 高精細なディスプレイと広色域により、正確な色表現が求められる写真編集も快適に行えます。RAW現像やレタッチなどの作業もスムーズです。
- ゲーム開発: 最新のゲームエンジンを用いたゲーム開発も快適に行えます。高画質なアセットの作成やテストプレイもスムーズです。
3. プロフェッショナルユース
- CAD/CAM: 大容量メモリと強力なCPUにより、大規模なCAD/CAMデータもスムーズに扱えます。
- 建築・設計: CADソフトウェアを用いた設計作業や、3Dモデルのプレゼンテーションなどもスムーズに行えます。
- 研究開発: シミュレーションやデータ分析など、高度な計算処理が必要な作業も快適に行えます。 高速な処理能力により、大量のデータ分析も迅速に行えます。
- データサイエンス・AI開発: 大量のデータ処理やAIアルゴリズムの開発なども高速に行えます。強力なGPUを活用したAI開発も可能です。
具体例
- 最新の重量級ゲームを最高画質でプレイしたい。
最新のFPSゲームを4K解像度、最高設定でプレイし、最高のグラフィックと滑らかな動きを体験したい。
- 4K動画編集や3Dアニメーション制作などのクリエイティブ作業を快適に行いたい。
映画のようなハイクオリティな映像作品を編集したい。
- VRコンテンツの開発やVR体験を最高品質で楽しみたい。
VRヘッドセットを接続し、没入感の高いVRゲームやVRコンテンツを楽しみたい。
- 建築、設計、デザインなどの分野で、高精細な画像や3Dモデルを扱う作業を行いたい。
複雑な3Dモデルを作成し、リアルタイムレンダリングでプレゼンテーションを行いたい。
- 科学研究やデータ分析などで、大量のデータを高速に処理したい。
大規模なデータセットを高速に処理し、分析結果を可視化したい。
- オンラインゲームのライブ配信を高画質・低遅延で行いたい。
つまり、MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、最高のパフォーマンスを求めるユーザーにとって、あらゆる用途で最高のパフォーマンスを発揮し、ユーザーの創造性や生産性を最大限に引き出すことができる究極のノートPCと言えます。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP は どんなユーザーに選ばれているか?レビュー
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、以下のようなユーザーに選ばれています。
- 最高のゲーミング体験を求めるユーザー: 4K解像度での快適なゲームプレイや、高リフレッシュレートでの滑らかなゲーム体験を求めるユーザー。
- クリエイティブな作業を行うユーザー: 動画編集、3Dレンダリング、VRコンテンツ開発など、高い処理能力を必要とする作業を行うユーザー。
- 最高の性能を求めるプロフェッショナル: 研究開発、デザイン、設計など、高度な計算処理やグラフィックス処理を必要とするプロフェッショナル。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、性能、機能、仕様のすべてにおいて妥協を許さない、最高を求めるユーザーにとって最適な選択肢と言えます。
私も、2000年前半頃のwindows95時代に組立パソコンが流行ったとき、数あるマザーボードのメーカーの中から、MSIのATXマザーボードを選び何回か新作ボードに乗り換えもしました。理由は、信頼性と安定性が高いポイント(1位評判)を得ていたからです。今、ゲーミングPCで大成功している理由も、信頼性と安定性がベースにあると筆者は思っています。 あとは、消費者心理をくすぐる商品設定が凄いですね。買いたくなってしまいます。 というわけで、筆者は、「MSI製品の信頼性とマーケティングは文句なし」と考えています。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの 具体的なユーザーの意見
レビュー記事からの情報:
- ASCII.jpのレビュー記事では、「圧倒的に速くてストレス一切なし、全パーツが最上位」と評価されており、特にCPU、GPU、メモリの性能が高く評価されています。また、画像生成AIをローカルで動かしても十分すぎるパフォーマンスが得られると述べられており、クリエイティブ用途でも高い性能を発揮することを期待できます。
- ビックカメラの製品ページでは、メモリが128GB搭載されていること、最大192GBまで増設可能であること、そして高性能放熱板と大型冷却ファンを組み合わせた強力な冷却システム「Vapor Chamber Cooler」が搭載されていることが強調されています。これらの情報は、ヘビーユーザーや長時間の使用を想定しているユーザーにとって重要なポイントと考えられます。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの、気を付けること・気になる点・ネガティブ意見 レビュー
重量とサイズ
18インチの大画面ディスプレイを搭載しているため、本体は大きく、重量も約3.6kgで重いです。持ち運びを頻繁に行うユーザーにとっては、不向きかもしれません。モバイル性を重視するなら、他のシリーズを検討した方が良いです。
バッテリー駆動時間
高性能なCPUとGPUを搭載しているため、バッテリー消費は激しいと予想されます。長時間のバッテリー駆動は期待できないようです。(5~6時間とメーカー仕様に書かれていますが、ユーザーの実使用で2時間ぐらいとか..) 電源アダプターは必須と考えたほうが良いです。
発熱と騒音
高性能なパーツは発熱が多いので、それを冷却するために強力な冷却システムが搭載されています。そのため、高負荷時にはファン音が大きくなる可能性があります。静かな環境で使用したいユーザーにとっては、気になる点かもしれません。(家だとかなり気になるはずです。タワー型PCを使っていたことがありましたが、結構気になるときがあり、ファンの周囲に改造を加えたこともあります)
MSIは冷却性能には力を入れているため、他のハイエンドゲーミングノートPCと比較して極端に騒音が大きいということはないようです。 作業に集中すれば、気にならないと思いますすけどね。(筆者の意見です。音で集中できない人も意外と多いようです。)
Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JP と vector-17-HX-A14VIG-6103JP と Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、どこが違うか?レビュー
Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JP、Vector-17-HX-A14VIG-6103JP、Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、いずれもMSIの高性能ノートPCですが、ターゲットとするユーザー層や重視する点が大きく異なっているようです。
それぞれの特徴と違いを比較してみます。
各モデルのターゲットと特徴
- Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JP:
薄型・軽量で携帯性を重視しつつ、クリエイティブな作業もこなせる高性能ノートPC。ビジネスシーンにも合う洗練されたデザインが特徴です。NVIDIA Studio認定を受けており、クリエイター向けのソフトウェアで高いパフォーマンスを発揮します。
- Vector-17-HX-A14VIG-6103JP:
高リフレッシュレートでのゲーミング体験を重視したモデル。eスポーツやアクションゲームを快適にプレイしたいユーザーに適しています。
- Titan-18-HX-A14VIG-4003JP:
最高のパフォーマンスを追求したフラッグシップモデル。ゲーミングはもちろん、動画編集、3Dレンダリング、プログラミングなど、あらゆる高負荷な作業を快適に行いたいユーザー向けです。
主な違いの比較表
Titan-18-HX-A14VIG-4003JP | Vector-17-HX-A14VIG-6103JP | Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JP | |
ターゲット層 | 最高性能追求のハイエンドユーザー | 高リフレッシュレートゲーミング | 携帯性重視のクリエイター/ビジネス |
ディスプレイ | 18インチ、4K+、120Hz、Mini LED | 17インチ、WQXGA、240Hz | 16インチ、4K+、120Hz、Mini LED |
解像度 | 3840×2400 | 2560×1600 | 3840×2400 |
リフレッシュレート | 120Hz | 240Hz | 120Hz |
CPU | Core i9-14900HX | Core i9-14900HX | Core Ultra 9 185H |
GPU | RTX 4090 Laptop GPU | RTX 4090 Laptop GPU | RTX 4090 Laptop GPU |
メモリ | 128GB (最大192GB) | 32GB (最大96GB) | 64GB (最大96GB) |
ストレージ | 4TB SSD (RAID 0) | 1TB SSD | 2TB SSD |
重量 | 約3.6kg | 約3.0kg | 約1.99kg |
厚さ | 厚い | 標準 | 薄型 |
キーボード | SteelSeries Per-Key RGB Cherry MX ULP 英語メカニカルキーボード | SteelSeries Per-Key RGB日本語キーボード | 標準 |
携帯性 | 低い | 比較的高い | 非常に高い |
特徴 | 最高性能、メカニカルキーボード | 高リフレッシュレート、ゲーミング特化 | 薄型軽量、ビジネスにも合うデザイン、NVIDIA Studio認定 |
より詳細な比較
- ディスプレイ:
- StealthとTitanは高解像度の4K+ディスプレイで、より精細な表示が可能です。特にTitanはMini LEDバックライトを採用しており、高コントラストでHDRコンテンツも美しく表示します。
- Vectorは解像度は低いものの、240Hzという非常に高いリフレッシュレートが特徴で、動きの速いゲームで有利です。
- CPUとGPU:
3機種とも非常に高性能なCPUとGPUを搭載しており、最新のゲームやクリエイティブな作業も快適にこなせます。StealthはCore Ultra 9を搭載し、AI処理性能が強化されています。
- メモリとストレージ:
- Titanは標準で大容量のメモリと高速なRAID 0構成のSSDを搭載しており、マルチタスク性能やデータ処理速度で優れています。
- Stealthは大容量メモリと高速SSDを搭載し、クリエイティブワークも快適に行えます。
- Vectorはゲーミングに特化した構成で、必要十分なメモリとストレージを備えています。
- 携帯性:
Stealthは3機種の中で最も薄型軽量で、持ち運びに非常に適しています。Vectorも比較的軽量です。Titanは高性能な分、大きく重くなっています。
- キーボード:
Titanはメカニカルキーボードを搭載しており、より快適なタイピング体験を提供します。
どのモデルを選ぶべきか
- 頻繁に持ち運び、ビジネスシーンでも使いたいクリエイターやビジネスパーソン:
Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JPが最適です。
- 高リフレッシュレートでのゲーミングを最優先するゲーマー:
Vector-17-HX-A14VIG-6103JPがおすすめです。
- 最高のパフォーマンスを追求し、あらゆる用途で最高の環境を求めるハイエンドユーザー:
Titan-18-HX-A14VIG-4003JPが最適です。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの 性能を定量的にみると… レビュー
CPUとGPUの処理能力をpassmark社のベンチマークで測って、どんな作業に向いているかの目安を得ることができます。
CPUの passmarkスコアの目安
40,000以上:4K動画編集/3Dゲーム (GPU必須)
20,000以上:3Dゲーム (GPU必須)
10,000以上:動画編集/ゲーミング/3D-CAD (GPU必須)
8,000以上:web会議/画像編集
6,000以上:ドキュメント編集(Ms-office)/webミーティング
3,000以上:ネット閲覧/動画再生
GPUの passmark(G3D)スコアの目安 (3Dゲームを指標にした目安)
25000以上: 4K 120f/sで3Dゲームできる
25000~17000: とてもきれいな画像で3Dゲームできる(4K 60f/s)
17000~11000: FullHDで3Dゲームできる(60f/s)
11000~6000: FullHDでなんとか3Dゲームできる
6000~3000: 解像度を落とせば3Dゲームできる
3000~0: 低画質でカクカク (3Dゲームはムリ)
Intel Core i9-14900HXは、24 Cores, 32 Threads pasamarkスコア 45717(マルチスレッド)と報告されています。
(Titan-18-HX-A14VIG-4003JPに搭載したIntel Core i9-14900HXでベンチマークしたスコアではないです。)
CPUのPassMarkスコア40000台以上ですので、下の表のように、4K動画編集/3Dゲームなどパソコンへの負荷が非常に重い用途でも大丈夫で、その他の用途では余裕です。動作が軽いのでストレスを感じることがほとんどないレベルと思います。
業務利用は、非常に効率的と思います。
4K動画編集もこなせて、一般的なドキュメントの作成や、Web閲覧には十分すぎるスペックです。
多くのアプリケーションを同時に起動しても、サクサク感じると思います。
GPUのPassMark(G3D)スコアは25000以上で、38000台ですので、GPUとして最高レベルのハードです。8k動画編集も余裕かもしれないです。
なので、動画編集を含めたいろいろなシーンで十分ストレスなく使えるノートPC と言えます。
メモリ容量を増やすと少し処理速度が上がる感じがすると思いますが、増設が必要かどうかは、使用するアプリに合わせる方が良いと思います。
GPUをもっと多く増設したい場合は、workstationカテゴリのタワーPCをおすすめします。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP と vector-17-HX-A14VIG-6103JP と Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JP の 販売ショップリンク
2025年1月上旬に、次期モデルが発表されました。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、まだMSIストアで売り切れになっていないです。
おそらく、これから割引きセールが、メーカショップページやamazonなどで実施されると思いますので、お得に購入できるタイミングがあると思います。下のショップリンクからチェックをどうぞ。
MSIのメーカショップページやアマゾンで在庫切れになっても、楽天に出店しているショップに在庫があったりします。
下のリンクの 「楽天」 のボタンや「Yahoo!ショッピング」を押すと出店ショップが検索されますので、どうぞ。
スミマセン、MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、どこも売り切れ みたいです。(2025/1/10現在)
2025/2月に新機種発売が発表されてますので、無理に妥協して下位機種を買わないほうがいいと思います。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JP の 販売ショップリンク
MSI Titan-18-HX-A14VHG-4103JP (RTX4080) の 販売ショップリンク
↑この機種は、スペックをかなり妥協した感じになります。参考までに記載します。
MSI vector-17-HX-A14VIG-6103JP の 販売ショップリンク
MSI Stealth-16-AI-Studio-A1VIG-2003JP の 販売ショップリンク
選ぶとしたら、どれにする?
どの機種を選んでも、性能的には互角と思います。
上記に挙げた違いを参考に、自分の利用シーンや用途に合わせて選択をおすすめします。
筆者のおすすめは、やはり、Titan-18-HX-A14VIG-4003JP になりそうです。
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは ハイスペック・ハイエンド ノートPCなのか?レビューまとめ
MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、4K動画編集、3Dゲーミング、3D-CAD、解析、レンダリング、一般的なドキュメントの作成、Web閲覧のすべての分野で十分すぎるスペックがあります。多くのアプリケーションを同時に起動しても、サクサクというかパッという感じと思います。
ただ、とても惜しいのが、ディスプレイのリフレッシュレートが120Hzであることです。おそらく、18インチのディスプレイパネルで240Hz対応のものがなかったのかもしれません。
それで、3Dゲーミングで高速で画像処理が必要な速いプレイを望む人は、解像度が下がりますが高リフレッシュレート(240Hz)のPCをを選んだほうが良いです。
というわけで、MSI Titan-18-HX-A14VIG-4003JPは、ディスプレイのリフレッシュレートを除いてハイスペック・ハイエンド ノートPCと言えます。
(おそらく、次期モデルは18インチ240Hzになっているかもしれないです。)