MSIから登場した最新モバイルノートPC、Summit 13 AI+ Evo A2VM と Prestige 13 AI+ Evo A2VM。どちらもIntelの最新CPUとAI機能を搭載したcore ultra シリーズ2を採用した魅力的なモデルですが、一体どちらを選べば良いのでしょうか?
もしあなたが、最先端のAI機能を搭載したパワフルでポータブルなノートPCをお探しなら、この記事はまさにあなたのためのものです!
この記事では、両モデルを徹底的に比較レビューし、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
MSI Summit 13 AI+ Evo A2VM



製品概要
Summit 13 AI+ Evo A2VMは、ビジネスシーンでの活躍を想定したモバイルノートPCです。Intel® Evo™プラットフォーム準拠の高い性能と長時間バッテリー駆動を両立し、外出先でも快適に作業できます。 洗練されたインクブラックの筐体に、画面の縁やキーボードデッキ、タッチパッドの周囲には銅色のアクセントが施され、高級感を演出しています。 また、ワイドなカメラバンプが、シンプルな天板のデザインに個性を与えています。
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
CPU | Intel® Core™ Ultra 7 processor 258V |
GPU | Intel® Arc™ 140V GPU |
メモリ | 32GB LPDDR5X (onboard) |
ストレージ | 1TB PCIe 4.0 SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ WUXGA(1920×1200), 16:10, タッチスクリーン, 100% sRGB, IPSレベルパネル 360度フリップ対応 グレア(おそらく光沢あり) |
指紋認証リーダー | あり |
バッテリー | 70Wh |
寸法 | 300.2×222.25×16.2mm |
重量 | 約1.35kg |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | Wi-Fi 7, Thunderbolt 4, USB 3.2 Gen1 Type-A, HDMI™ 2.1, Bluetooth 5.4, MSI Pen 2対応 |
メリット
- 優れたパフォーマンス: 最新のIntel Core Ultra 7プロセッサーとIntel Arc グラフィックスを搭載し、高い処理能力を実現しています。ビジネス用途はもちろん、画像編集や動画編集などクリエイティブな作業にも対応できます。
- 長時間バッテリー駆動: Laptop Magのバッテリーテストで約17時間という驚異的な駆動時間を記録しています。 外出先での作業も安心です。
- 堅牢な設計: MIL-STD-810H 準拠の耐久性テストをクリアしており、衝撃や振動に強い頑丈なボディを備えています。
- AI機能: 後述します。
- 快適なタイピング: キートラベルがやや深めですが、しっかりとした打鍵感で快適なタイピングが可能です。
- スタイラスペン付属: MSI Pen 2が付属しており、画面に直接書き込むことができます。
- 高速な接続性: 最新のWi-Fi 7に対応し、高速なワイヤレス通信を実現しています。Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6/6Eと比較して最大2.4倍高速なデータ転送速度を誇り、高画質動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードをより短時間で行うことができます。
- MIL-STD-810H 準拠: 過酷な温度条件や落下、振動、衝撃、砂塵、湿度など、MIL-STD-810Hの12項目の耐久性テストをクリアしています。
デメリット
- スピーカーの音質: デュアルスピーカーを搭載していますが、低音が弱く、迫力に欠ける印象です。 (ノートパソコンでは、筐体内の空間が極少なので、低音を出すことは技術的に非常に難しいです。)
- OneNoteでのペン入力: 筆記体験の最適化が不十分で、Lenovo Yoga 9i (2022) と比較すると劣るとの意見があります。
MSI Prestige 13 AI+ Evo A2VM



製品概要
Prestige 13 AI+ Evo A2VMは、スタイリッシュなデザインと高性能を両立したモバイルノートPCです。鮮やかなOLEDディスプレイと軽量薄型ボディが特徴で、クリエイティブな作業やエンターテイメントに最適です。 筐体には、Thixomoldingと呼ばれる、マグネシウム合金射出成形技術が採用されています。 この技術により、継ぎ目のない美しいメタルボディを実現し、強度と耐久性を高めています。
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
CPU | Intel® Core™ Ultra 9 processor 288V or Intel® Core™ Ultra 7 processor 258V |
GPU | Intel® Arc™ 140V GPU |
メモリ | 32 GB LPDDR5X (onboard) |
ストレージ | 1 TB PCIe 4.0 SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ QWXGA+ (2,880 x 1,800) OLED(有機EL) ディスプレイは180°まで開きます。 |
指紋認証リーダー | あり |
バッテリー | 60Wh |
寸法 | 299×210×16.9mm |
重量 | 約990g |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | Wi-Fi 7, Thunderbolt 4, USB 3.2 Gen1 Type-A, HDMI™ 2.1, microSDカードリーダー, Bluetooth 5.4 |
メリット
- 美しいOLEDディスプレイ: 鮮やかで高精細なOLEDディスプレイを搭載し、写真や動画を美しく表示できます。
- 軽量薄型ボディ: マグネシウム合金製の軽量薄型ボディを採用し、MSIノートPCシリーズ最軽量です。持ち運びに便利です。
- 高いパフォーマンス: 最新のIntel Core Ultra 9プロセッサーを搭載し、Summit 13 AI+ Evo A2VMよりも高い処理能力を実現しています。(Core Ultra 7も選べます)
- AI機能: 後述します。
- 豊富なポート: Thunderbolt 4、USB-A、HDMIなど、豊富なポートを備えています。
- 高速な接続性: 最新のWi-Fi 7に対応し、高速なワイヤレス通信を実現しています。Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6/6Eと比較して最大2.4倍高速なデータ転送速度を誇り、高画質動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードをより短時間で行うことができます。
- MIL-STD-810H 準拠: MIL-STD-810Hの耐久性テストをクリアしており、高い堅牢性を備えています。
デメリット
- 本体の剛性: 薄型軽量ボディのため、本体の剛性がやや低い可能性があるかも..という意見がありますが、マグネシウム合金の一体成型かつ、アメリカのMIL規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストを実施しているので、心配ないと思います。
- ベゼル: ディスプレイ上部のベゼルがサイドよりもやや太いですが、デメリットと言えるようなことはないと思います。
AI機能
Summit 13 AI+ Evo A2VM と Prestige 13 AI+ Evo A2VM は、どちらもAI+ Evo プラットフォームのメリットを最大限に活かしたAI機能を搭載しています。
- MSI AI Engine: ユーザーの利用状況を検知し、ハードウェア設定を自動的に調整することで、常に最適なパフォーマンスを提供します。 AIによる最適化により、クリエイティブな作業、ビジネスワーク、ゲーム、エンターテイメントなど、あらゆるシーンで快適な操作性を実現します。
- AIノイズキャンセリング: AIノイズキャンセリング機能により、周囲のノイズを効果的に抑制し、クリアな音声でビデオ会議やオンライン通話に参加できます。
- Copilot+ PC: Copilotは、文章の作成、編集、要約、コンテンツ作成などを支援するAIアシスタントです。 Copilotの助けを借りることで、より効率的に作業を進めることができます。
Summit 13 AI+ Evo A2VM vs Prestige 13 AI+ Evo A2VM:どちらを選ぶべき?
それでは、Summit 13 AI+ Evo A2VM と Prestige 13 AI+ Evo A2VM のどちらを選ぶべきでしょうか? それぞれの違いを比較してみましょう。

Summit 13 AI+ Evo A2VM

Prestige 13 AI+ Evo A2VM
項目 | Summit 13 AI+ Evo A2VM | Prestige 13 AI+ Evo A2VM |
---|---|---|
CPU | Intel Core Ultra 7 258V | Intel Core Ultra 9 288V or Intel Core Ultra 7 258V |
ディスプレイ | 13.3インチ WUXGA IPS液晶 開度360°フリップ | 13.3インチ QWXGA+ OLED 開度180° |
バッテリー | 70Wh | 60Wh |
重量 | 1.35kg | 990g |
価格 | 30.4万円~ | 24.9万円~ |
発売時期 | 2024年10月25日発売 | 2024年10月17日発売 |
Summit 13 AI+ Evo A2VMがおすすめの人
- バッテリー駆動時間を重視する人
- タッチスクリーンとスタイラスペンを活用したい人
- タブレットのようにディスプレイを360°開いて使いたい人
- 例えば、耐久性があり長時間駆動するノートPCで、講義ノートを取ったり課題をこなしたりする必要がある学生さんに向いています。
Prestige 13 AI+ Evo A2VMがおすすめの人
- 高い処理能力を求める人 (core ultra 9)
- 美しいOLEDディスプレイで映像を楽しみたい人
- 軽量薄型ボディを重視する人 1kgを切った重さは、出張や持ち運びが多いビジネスマンに最適です。
- 例えば、高性能なノートPCで、高画質画像や動画編集などの簡易なクリエイティブな作業を行うことがあるプロフェッショナルの方に向いています。
ソフトウェア
Summit 13 AI+ Evo A2VM と Prestige 13 AI+ Evo A2VM は、どちらもMSI Center Sと呼ばれるソフトウェアを搭載しています。 MSI Center Sは、システムモードやリソースを簡単に調整できる、シンプルで使いやすいインターフェースを提供します。 様々なシナリオやニーズに合わせて、システムを最適化することができます。
どちらの機種も、MSIが独自に開発したAI機能「MSI AI Engine」が搭載されており、ユーザーの使い方に合わせてシステムのパフォーマンスや設定を自動的に最適化してくれます。
ユーザーエクスペリエンス
Summit 13 AI+ Evo A2VM
Summit 13 AI+ Evo A2VM は、2-in-1のコンバーチブルノートPCとして、高い操作性を実現しています。 キーボードは、キーストロークがやや深めですが、明確なクリック感があり、快適なタイピングが可能です。 タッチパッドは、滑らかでスムーズな操作性を実現しています。 また、付属のスタイラスペンは、軽くて持ちやすく、OneNoteなどのアプリで快適にメモを取ったり、絵を描いたりすることができます。 ディスプレイは、IPS液晶で、明るく鮮やかな色彩表現が可能です。
Prestige 13 AI+ Evo A2VM
Prestige 13 AI+ Evo A2VM は、薄型軽量ながら、快適なタイピングを実現しています。 キーボードは、キーピッチが広く、タイピングミスを軽減できます。 タッチパッドは、スムーズで快適な操作性を提供します。 ディスプレイは、OLED(有機EL)パネルを採用し、鮮やかで深みのある黒と明るい白を表現することができます。 高コントラストな映像表現は、動画鑑賞や画像編集に最適です。
セキュリティ
Summit 13 AI+ Evo A2VM と Prestige 13 AI+ Evo A2VM は、どちらも高いセキュリティ機能を備えています。
- TPM: TPM (Trusted Platform Module) テクノロジーは、ハードウェアベースのセキュリティ関連機能を提供します。
- Windows Hello: 顔認証または指紋認証を使用して、Windows Helloでサインインできます。
- Smart Guard: ユーザーの存在を検知し、画面のオン/オフを迅速に切り替えることで、プライバシーを保護します。
最後に
MSI Summit 13 AI+ Evo A2VM と Prestige 13 AI+ Evo A2VM は、どちらも最新技術を搭載した魅力的なモバイルノートPCです。
バッテリー駆動時間と使い勝手を重視するなら、Summit 13 AI+ Evo A2VM がおすすめです。一方で、最高のパフォーマンスと美しいビジュアル体験を求めるなら、Prestige 13 AI+ Evo A2VM が最適です。
Prestige 13 AI+ Evo A2VMは、美しいOLEDディスプレイと軽量薄型ボディで、まさにモバイルAI-PCで、所有する喜びを感じられる一台です。 最新のAI技術を駆使して、あなたの創造性を最大限に引き出してくれるでしょう。
今すぐMSIのウェブサイトで詳細をチェックし、あなたにぴったりのモデルを見つけてください!
購入を検討されている方へ
Prestige 13 AI+ Evo A2VM と Summit 13 AI+ Evo A2VMは、MSI公式オンラインショップ、MSIストア楽天市場店、MSI Store(Amazon)で購入できます 。
高性能でスタイリッシュなビジネスノートPCをお探しの方は、ぜひこの機会にPrestige 13 AI+ Evo A2VM と Summit 13 AI+ Evo A2VM をご検討ください。
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amazonでは、販売されていないです。
性能を定量的にみると… CPU・GPU性能比較と用途マッチング
性能比較と用途マッチングの目安
CPUとGPUの処理能力をpassmark社のベンチマークで測って、どんな作業に向いているかの目安を得ることができます。
CPUの passmarkスコアの目安
40,000以上:4K動画編集/3Dゲーム (GPU必須)
20,000以上:3Dゲーム (GPU必須)
10,000以上:動画編集/ゲーミング/3D-CAD (GPU必須)
8,000以上:web会議/画像編集
6,000以上:ドキュメント編集(Ms-office)/webミーティング
3,000以上:ネット閲覧/動画再生
GPUの passmark(G3D)スコアの目安 (3Dゲームを指標にした目安)
25000以上: 4K 120f/sで3Dゲームできる
25000~17000: とてもきれいな画像で3Dゲームできる(4K 60f/s)
17000~11000: FullHDで3Dゲームできる(60f/s)
11000~6000: FullHDでなんとか3Dゲームできる
6000~3000: 解像度を落とせば3Dゲームできる
3000~0: 低画質でカクカク (3Dゲームはムリ)
CPU性能比較と用途マッチング

2機種共、GPU必須ですが、動画編集/ゲーミング/3D-CAD の作業が可能なCPUの能力を持っています。
CPU・GPU・NPU性能比較

Intel Core™ Ultra 9 288V搭載モデル(GPU必須)とUltra 7 258V搭載モデル(GPU必須)ともに、3Dゲームが可能なレベルに近い性能と思われます。
CPUとGPU性能は、2機種共 僅差と思われます。
NPU性能はCore™ Ultra 9 288VとCore™ Ultra 7 258Vとで 1秒間に1兆回の差がありますので、PC単独でAI処理が必要なときには大きく差が出ると思われます。
ですので、AI処理重視のかたは Core™ Ultra 9 288V、コストとバランス重視の いいとこどりは Core™ Ultra 7 258Vになります。
よくある質問
Prestige 13 AI+ Evo A2VM と Summit 13 AI+ Evo A2VM の 発売日 と 価格
Prestige 13 AI+ Evo A2VM の発売日 は 2024年10月17日発売 です。
価格は税込24.9万円~です。
Summit 13 AI+ Evo A2VM の発売日 は 2024年10月25日発売 です。
価格は税込30.4万円~です。
Prestige 13 AI+ Evo A2VM と Summit 13 AI+ Evo A2VM の メモリは増設できるか?
Prestige 13 AI+ Evo A2VM と Summit 13 AI+ Evo A2VMは、メモリがCPUに内蔵されています。ですので、メモリ交換や、メモリ増設は不可能です。

仕事で13.3インチのPCを出張用に使っています。
1kg以下のPCなので、外出時に重さを感じないです。
13.3インチサイズのPCはカバンに入れやすいです。
Prestige 13 AI+ Evo A2VMは 13.3インチ 990gなので、持ち出し用にバッチリと思います。
HP ZBook 14u G5を使って、この記事を書いていますが、
1.5kgぐらいあるので、外出時の携帯は少し重さを感じます。移動の時はスーツケースに入れてます。
Summit 13 AI+ Evo A2VMは1.35kgなので、常時持ち歩き用途というよりは、居室で移動させて使用や、ときどきモバイル持ち出しの用途であれば、特に不自由を感じないと思います。
スマホ1台200gとすると、Prestige 13 AI+ Evo A2VMとSummit 13 AI+ Evo A2VMでは、スマホ2台分の重量差がありますね。
せっかくの13.3インチなので、990gの「Prestige 13 AI+ Evo A2VM」で「core ultra 9 288V 」がオススメです。
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